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仕事と働き方についての考え5「仕事はアウトプット」

この記事は、アーティスの代表者である池谷が自身の仕事と働き方についての考えを、社員に向けて発表したものです。
もともと社内文書であるため、広く外に向けて発信する文書と比べると書き方や内容に違和感を覚える箇所もあると思いますが、あえてそのままの状態で掲載します。
また、2014年の9月に書かれた文書であるため、当時の就活状況等、現在とは若干ことなる部分もあると思いますがご了承ください。

仕事の面白いところの一つはアウトプットであるところだと思います。

実は、この世に生まれてから、働くようになるまでの時間の多くはインプットに費やされます。
養育されること、食べること、何かを買うこと、もらうこと、本を読むこと、テレビを観ること、勉強すること等々、多くがインプットです。

アウトプット(自分の力を外に向かって発揮すること)としては、自分の意見を述べること、文章を書き、絵を描くこと、スポーツを行うことなどありますが、少年、青年期においては、教養を高め身体を成長させるといったインプットの側面も併せ持っています。さらに、その多くが主として自分のために行うというところがあります。
絵や文章などを創造したり、高い運動能力を生かしたりすることが本当に好きで、かつ人のために行えるようであれば、単なる趣味や楽しみの領域では満足できず、自然とプロを目指していくのではないかと思います。

ところが、働き始めると、その働きつまり仕事は完全にアウトプットです。
しかも自分に対してではなく誰かに対して行うアウトプットです。

自分が出したアウトプットは自分だから出せたアウトプットです。
特に当社で行っている仕事は、だれがやっても同じという仕事は無く、自分以外の人が行ったら違った結果になる仕事ばかりです。

自分がやったからこそこんな結果が出せたという喜びは格別なものだと思います。

そもそも、自分が今までなかった価値を創り出していく、つまりこの世に唯一無二の存在である自分を表現していくというやりがいは、人間だからこそ味わえるものだと思います。

アウトプットこそが評価されるということ

仕事が報酬と引き換えられる際、その仕事とは成果つまりアウトプットのことを意味し、インプットに対して支払われるものでは無いことは明白です。
仕事がアウトプットであるということは、その仕事に対する評価もアウトプット対してなされるということでもあります。
学生時代までは、いかにインプットできたが評価となりましたが、社会人になると、直接的にはインプット自体には何の価値も無く、アウトプットのみが評価される対象となります。

さて、以上のようなことを踏まえた上で、今度は給与や賞与といったお金がどのようにして生まれるのかを考えてみます。

給与や賞与の原資は、アウトプットの対価

給与や賞与は会社からみなさんに支払われます。
では、会社はその元となるお金をどこから手に入れているかというと、これは会社がお客さんに売った商品やサービスといったアウトプットの対価としていただいたお金を、原資としているわけです。
実は、給与や賞与の原資となるものは、このお客さんから頂くお金しかありません。
一時的には、売上の不振などにより会社の資本や借入金などをそれに充てなければならないこともあるかもしれませんが、それをいつまでも続けることは不可能です。

ですから、評価を得ようとしたらアウトプットを出すほかにはありません。そしてそのアウトプットには厳しい原則があります。

以前読んだ本の一節がそれを的確に表現していますので引用します。

プロフェッショナルの世界では「努力」は一切評価されない。

―中略―

すべての仕事は結果がすべてであり、この結果があるレベルの価値に達していないと、その仕事はいかなる価値ももたず、多くの場合マイナスになる。イッシューからはじめよ 安宅和人 著

お客さんから頂く対価が、提供したアウトプットからしか貰えないという単純な事実から考えてみれば当たり前のことです。
付け加えるなら、レベルに達したとしても、決められた時間に間に合わなかった場合も同様だと思います。

努力ではなく、結果のみで評価される

どんなに「努力しました」「時間や労力を掛けました」「頑張りました」と言われても結果が出せていないのであれば評価のしようがありません。
努力しているつもりでも結果が出せないのであれば、ただ単に「努力がまだ足りない」のか「努力の仕方が間違っている」かのどちらかでしょう。
たとえ高い能力を持ち、高度な知識や難しい資格を有していたとしても、結果を出せなかったのであれば、プロの世界では能力が無いとみなされます。

また、「突発的な問題が起きた」とか「PCが壊れてデータが消えてしまった」「急病に罹ってしまった」などの理由で、間に合わなかったとしても、(同情はしてくれるかも知れないが)ビジネス的には「備えが出来ていなかったんだね」で終わりです。

努力ではなく、結果のみで評価されるという事実は、フリーランスなど、自分独りで仕事をすることを考えればイメージしやすいと思います。
クライアントに依頼された仕事で、要求されたレベル以下のものしか出せなかったら、代金は頂けません。仮にクライアントが ”いいクライアント” で、お情けで代金を貰えたとしても次回、依頼が来ることはないでしょう。

納期に間に合わなかった場合も同様です。
厳しいところであれば、代金を貰えないどころか、「要求レベルに達していなかった」「納期に間に合わなかった」という理由で損害賠償請求をされることだってありえます。
これらのことは、業務委託契約書などを交わす場合には当たり前に書いてあることです。
それでは、といって余裕を持った納期を要望すれば、そもそも仕事自体が、他の出来る人のところに行ってしまうことになります。

ただし、チーム活動にいかに貢献したかという点でみることも大切

このようにビジネスとは厳しいものです。
ただ、チームワークのところで書いた通り、会社では会社という母体を通して仕事を行うために、突発的なアクシデントなどに対しても一定の緩衝が効きますし、自分の不足や不調、失敗を仲間がカバーしてくれるなど助け合い、会社というチームとして成果を上げます。

このように考えると、会社がお客さんに満足してもらえる商品やサービスを提供し、お金を頂くという一連の活動に、それぞれの社員がいかに貢献したか、という度合いに応じて、評価をするのが正しいことが分かります。
ただ、会社の中は、お客さんと直接接する社員や部署ばかりではありませんから、あくまでも会社というチームでお客さんに評価されるために、そのチーム活動にいかに貢献したかという点でみることが大切だと思います。

チームへの貢献は、自分自身の成果というアウトプットを出すことはもちろんですが、それに加えて、仕事やチームに対する態度や取り組み姿勢も重要になってきます。
団体競技の試合では、チームのムードや雰囲気が勝敗を分けることがあります。
そしてその際にカギを握るのが、いわゆるムードメーカーといわれる選手です。

ですから、特定のムードメーカーという個人に限らず、チームを構成するそれぞれの人の、チームの雰囲気をよくしていく姿勢や態度は評価されるべきだと考えます。

  • 強い責任感を持ち、自分の責任を全うする
  • チームの責任を全うするために何が必要か考え実行する
  • チームの他のメンバーから信頼される
  • ネガティブな言動を排除し、前向きな姿勢や態度をとる
  • 他のメンバーから頼まれた仕事ことを、気持ちよく受ける
  • 他のメンバーが困っているときに進んで助けに行ける
  • 他のメンバーから尊敬される黙々と集中して仕事をする姿勢
  • 時には励まし、時には叱咤する、本当の優しさと厳しさ
  • いやだな、面倒くさいな、と思われるような仕事でも率先して行う など

そのような態度や姿勢が大切だと思います。

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池谷 義紀

株式会社アーティス 代表取締役
1998年アーティスを設立し、インターネット通信販売をはじめとした数々のウェブサイト構築を手がける。ユーザビリティという言葉自体が耳慣れなかった頃よりその可能性に着目。理論や研究だけでなく、実際の構築と運営という現場で積み重ねてきた実績がクライアントの信頼を集めている。
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