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大学WebサイトのレスポンシブWebデザイン・常時SSL対応状況【東海エリア(静岡・愛知・岐阜・三重)】


以前のブログで病院webサイトにおけるレスポンシブwebデザインと常時SSL対応状況について書きましたが、病院webサイトと同じく、弊社で数多くサイトリニューアルのお手伝いをしている大学Webサイトについても調査を行いましたので、結果をまとめたいと思います。

今回は弊社本社のある静岡県を含む東海エリア(静岡・愛知・岐阜・三重)の大学Webサイトにおけるレスポンシブwebデザインと常時SSL対応状況ついて調査しました。

静岡県内の大学

調査対象:日本私立大学協会、公立大学協会、国立大学協会に加盟している11大学
調査日:2020年4月6日~10日
調査方法:トップページ及び下層数ページを目視で確認


レスポンシブWebデザイン対応率

常時SSL対応率

経営主体別(レスポンシブwebデザイン対応)

経営主体区分 対象 レスポンシブ対応数 レスポンシブ対応率
私立大学 7 6 85.7%
公立大学 2 1 50.0%
国立大学 2 1 50.0%
合計 11 8 72.7%

経営主体別(常時SSL対応)

経営主体区分 対象 常時SSL対応数 常時SSL対応率
私立大学 7 5 71.4%
公立大学 2 2 100.0%
国立大学 2 2 100.0%
合計 11 9 81.8%

愛知県内の大学

調査対象:日本私立大学協会、公立大学協会、国立大学協会に加盟している42大学
調査日:2020年4月6日~10日
調査方法:トップページ及び下層数ページを目視で確認


レスポンシブWebデザイン対応率

常時SSL対応率

経営主体別(レスポンシブwebデザイン対応)

経営主体区分 対象 レスポンシブ対応数 レスポンシブ対応率
私立大学 35 27 77.1%
公立大学 3 3 100.0%
国立大学 4 4 100.0%
合計 42 34 81.0%

経営主体別(常時SSL対応)

経営主体区分 対象 常時SSL対応数 常時SSL対応率
私立大学 35 23 65.7%
公立大学 3 3 100.0%
国立大学 4 3 75.0%
合計 42 29 69.0%

岐阜県内の大学

調査対象:日本私立大学協会、公立大学協会、国立大学協会に加盟している12大学
調査日:2020年4月6日~10日
調査方法:トップページ及び下層数ページを目視で確認


レスポンシブWebデザイン対応率

常時SSL対応率

経営主体別(レスポンシブwebデザイン対応)

経営主体区分 対象 レスポンシブ対応数 レスポンシブ対応率
私立大学 8 5 62.5%
公立大学 1 1 100.0%
国立大学 3 1 33.3%
合計 12 7 58.3%

経営主体別(常時SSL対応)

経営主体区分 対象 常時SSL対応数 常時SSL対応率
私立大学 8 4 50.0%
公立大学 1 1 100.0%
国立大学 3 1 33.3%
合計 12 6 50.0%

三重県の大学

調査対象:日本私立大学協会、公立大学協会、国立大学協会に加盟している4大学
調査日:2020年4月6日~10日
調査方法:トップページ及び下層数ページを目視で確認


レスポンシブWebデザイン対応率

常時SSL対応率

経営主体別(レスポンシブwebデザイン対応)

経営主体区分 対象 レスポンシブ対応数 レスポンシブ対応率
私立大学 2 2 100.0%
公立大学 1 1 100.0%
国立大学 1 1 100.0%
合計 4 4 100.0%

経営主体別(常時SSL対応)

経営主体区分 対象 常時SSL対応数 常時SSL対応率
私立大学 2 2 100.0%
公立大学 1 0 0.0%
国立大学 1 0 0.0%
合計 4 2 50.0%

東海エリア4県の合計

調査対象:日本私立大学協会、公立大学協会、国立大学協会に加盟している69大学
調査日:2020年4月6日~10日
調査方法:トップページ及び下層数ページを目視で確認


レスポンシブWebデザイン対応率

常時SSL対応率

経営主体別(レスポンシブwebデザイン対応)

経営主体区分 対象 レスポンシブ対応数 レスポンシブ対応率
私立大学 52 40 76.9%
公立大学 7 6 85.7%
国立大学 10 7 70.0%
合計 69 53 76.8%

経営主体別(常時SSL対応)

経営主体区分 対象 常時SSL対応数 常時SSL対応率
私立大学 52 34 65.4%
公立大学 7 6 85.7%
国立大学 10 6 60.0%
合計 69 46 66.7%

モバイル端末からのアクセスは70%以上

東海エリア全体でのレスポンシブWebデザイン対応率は76.8%となりました。

弊社では大学Webサイトのアクセス解析も行っていますが、最近では、ほとんどの大学でモバイル端末からのアクセスが70%を超えていますので、未対応の大学は、多くのユーザーに対して見づらい、使いづらい印象を与えてしまっていると考えられます。

Webサイトの管理体制がネック

常時SSL対応の普及率は、レスポンシブWebデザイン対応率よりも低く66.7%となりました。

2020年1月時点の上場企業サイトにおける常時SSL対応が76.4%ですので、10%近く低い数字です。

大学サイトで常時SSL対応が進まない理由として「Webサイト管理体制が確立していない」ということが挙げられます。

多くの大学で公式ドメイン配下(ドメイン内)に、「入試情報Webサイト」や「学部・学科Webサイト」「プロモーションWebサイト」「学内向けWebサイト」など関連Webサイトを格納しています。数サイト~10サイト程度の大学が多いですが、中には50サイト以上という大学もあります。

常時SSL対応を行う場合、ドメイン配下すべてのWebサイトに影響するため、Webサイトの制作方法などによって表示が崩れてしまうことがあります。そのため、配下にどんなサイトがあり、誰の管理で運営されているかを把握しておかないと、どこでどんな影響が出るかわからず、常時SSL対応に踏み切れない・・・という事態に陥ってしまう大学もあるようです。

さいごに

いかがでしたでしょうか?

大学Webサイトの利用者は、モバイル端末での閲覧や、セキュリティ意識の高い若年層ユーザーが多いため、レスポンシブWebデザインおよび、常時SSLへの対応も、100%に近い数字になるものと予想していましたが、未対応の大学はまだまだ多いことがわかりました。

近年、大学では少子化に伴う競争が激しくなっています。未対応の大学は、ユーザーが快適にそして安心してWebサイトを閲覧できるよう早急に改善することをおすすめします。

この記事を書いた人

鈴木 良直
鈴木 良直ソリューション事業部 部長
大学卒業後、バンド活動を経て2003年にアーティスへ入社。
営業兼コンサルタントとして、これまで携わってきたWebサイトは500サイト以上、担当したクライアント数は300社以上にのぼる。
現在は、豊富な経験を活かした提案を行いながら、ソリューション事業部 部長として事業戦略の勘案や後進育成にも取り組んでいる。
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