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デザインを美しくする「黄金比」について理解しよう!(身の回りにある黄金比)

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美術やデザインの勉強をしたことがある方はご存知かと思いますが、古来より人間が最も美しいと感じる比率として「黄金比」と呼ばれるものが存在します。
この「黄金比」は、歴史的建造物や美術品をはじめ、近代ではデザインや写真の構図などにも取り入れられています。

今回は、デザインを美しくするためのテクニックである黄金比について分かりやすく解説していきます。

黄金比とは?

黄金比についてWikipediaで調べてみると、

黄金比(おうごんひ、英語: golden ratio)は、

の比である。近似値は1:1.618、約5:8。

線分を a, b の長さで 2 つに分割するときに、a : b = b : (a + b) が成り立つように分割したときの比 a : b のことであり、最も美しい比とされる。貴金属比の1つ(第1貴金属比)。Wikipedia:黄金比

と書かれています。

難しい計算式が書かれており、数学が苦手な人にとってはとっつきにくい感じもしますが、私たち一般人が理解しておきたいのは、人間が最も美しいと感じる比率が「1:1.6」ということです。

※正確な黄金比は、「1:1.6180339887…」というように、円周率と同じで小数点以下が限りなく続きます。

黄金長方形とは?

黄金比を説明する際に良く用いられているのが、縦と横の比率が1:1.618の黄金比となっている「黄金長方形」と呼ばれる長方形です。

黄金長方形

黄金長方形

黄金長方形から最大の正方形を除くと、残った長方形がまた黄金長方形の比率になり、そこからまた最大の正方形を除くと、永遠に相似な図形ができていく。Wikipedia:黄金長方形

黄金螺旋とは?

黄金長方形にあるすべての正方形の列において、角の点を滑らかにつないでいくと、渦巻き状の螺旋を描くことができます。これが「黄金螺旋」です。

黄金螺旋

黄金螺旋

黄金螺旋に類似したものとしては、オウムガイの殻、ひまわりの種、台風などの雲の渦といった自然界の様々なところに存在しており、自然が作り出した造形美として知られています。

黄金比の歴史

黄金比を発見したのは古代ギリシャの数学者「エウドクソス」(紀元前408年頃~紀元前355年頃)と言われており、その後パルテノン神殿の建設にて総監督を務めたとされる彫刻家「ペイディアス」が初めてパルテノン神殿建設時に黄金比を用いたと言われています。

ドイツの数学者マルティン・オームが1835年刊行した著書の中で「黄金比」という用語が初めて登場し、人類が最も美しいと感じる比率として「黄金比」が広く知れ渡るようになりました。

【参考】Wikipedia:黄金比 歴史

黄金比を用いた代表的な歴史的建造物や美術品

黄金比を用いた代表的な歴史的建造物や美術品として、

  • ミロのビーナス(古代ギリシャ)
  • ピラミッド(古代エジプト)
  • レオナルド・ダ・ヴィンチのモナリザ(1503年~1519年頃)
  • パリの凱旋門(1836年)
  • バルセロナのサグラダ・ファミリア大聖堂(1882年~)

がよく挙げられます。

ミロのビーナス

モナリザ

パリの凱旋門

身近なところにある黄金比

歴史的建造物や美術品以外にも、私たちの身の回りにも黄金比が用いられています。

名刺

名刺(55×91mm)1:1.65

クレジットカード

クレジットカード(53.98×85.60mm)1:1.58

※ 国際規格「ISO/IEC7810」の「ID-1」

たばこの箱

たばこの箱(55×88)1:1.6

一般的なレギュラーサイズ

※実際の黄金比は「1:1.618」の近似値です。

また、私たちがよく目にするロゴにも黄金比が用いられています。

Appleのロゴ

ブラジルのデザイナーThiago BarcelosがAppleのロゴは「黄金比」で構成されていることを発見したことで話題になりました。

Googleロゴ

Googleロゴ

Googleロゴ

さいごに

黄金比について理解いただけましたでしょうか?

古くから用いられていた美術的要素ですが、現代においてもグラフィック、web、建築などのデザインに活用することができます。

また、黄金比は世界的に知られている美術的要素の一つですが、黄金比に並ぶ美しい比率のひとつとして、日本では法隆寺などの木造建築に古くから使われている「白銀比(大和比)」という比率があります。

次回はこの「白銀比(大和比)」について解説したいと思います。

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