AdobeXDのリピートグリッドを使ってプロトタイプを効率よく作成しよう
弊社ではお客様にWebサイトのデザインを提案する際にレイアウト作成ツールとしてAdobeXDを利用しています。
AdobeXDは2017年に正式リリースされたばかりのまだまだ新しいアプリケーションですが、非常に活発に開発が進められており、毎月のようにアップデートが行われています。
ここではAdobeXDの機能の1つである「リピートグリッド」を紹介します。非常に簡単な操作でレイアウトの作成を効率化することができるのでぜひ活用してみてください。
AdobeXDは主に
- デザイン
- プロトタイピング
- データ共有
の3つの機能を備えたアプリケーションです。
同社のPhotoshopやIllustratorと比べると軽快に動作する点が特徴で、操作方法も似ている部分が多く、PhotoshopやIllustratorを使ったことがあれば学習コストも抑えられます。
アカウントの作成が必要になりますが、スタータープランなら無料でも利用することが可能です。(※2019年11月時点。共有機能の一部に制限有り)
個人でデザインやプロトタイプを作成するだけなら無料版でも十分対応できるので、気になる方は公式サイトをご覧ください。
リピートグリッドとは
一般的なWebサイトのレイアウトでは「タイトル+日付+サムネイルのセット」のように、同じ要素をひとまとめにしたものを繰り返して表示するようなデザインが頻繁に利用されます。
このように同じ構成要素を繰り返して表示するようなリストレイアウト等を簡単に作成することができるのがリピートグリッド機能です。
リピートグリッドを利用することで、選択した任意のオブジェクトやオブジェクトのグループを水平方向、垂直方向に繰り返して配置することが可能になります。
リピートグリッドの使い方
リピートグリッドの利用は簡単なマウス操作だけで可能です。試しに下記のようなリストレイアウトを作成してみます。
まずはじめにリピートグリッドによって繰り返されるお知らせの要素を1つ作成します。
要素が作成できたら全体を選択した状態にします。選択範囲ツールを利用して全体を覆うようにドラッグすることで選択可能です。
要素が選択できたら画面右上にある「リピートグリッド」ボタンをクリックします。Windowsの場合はショートカットキー「Ctrl+R」でも実行可能です。
ボタンをクリックすると要素の周囲が緑色の枠線で囲まれ、要素の下辺と右辺に操作用のハンドルが表示されます。
下辺のハンドルを選択して下にドラッグすると要素が複製されてリストを作成することができます。
要素と要素の間にマウスカーソルを合わせるとすき間がピンク色にハイライトされ、ドラッグして間隔を変更することでマージンを調整することができます。
※マージンの調整は要素間全体に反映されます。個別に設定することはできません。
余白を調整すればリストレイアウトの完成です。
さいごに
いかがでしたでしょうか。AdobeXDのリピートグリッド機能を利用した簡単なリストレイアウトの作成方法をご紹介しました。
今回は垂直方向へのリストでしたが、もちろん水平方向へのリスト作成も可能となっています。
プロトタイプやモックアップの作成で大量のリストを作る際に非常に便利に使えますのでぜひ活用してみてください。

なかもと

最新記事 by なかもと (全て見る)
- VSCodeにEditorConfigプラグインを導入してコードフォーマットを統一する - 2022年7月12日
- gulpで画像を軽量化、gulp-imageminを使ってコマンドラインから画像を圧縮する(オプション・プラグイン編) - 2022年5月13日
- gulpで画像を軽量化、gulp-imageminを使ってコマンドラインから画像を圧縮する(インストール編) - 2022年3月16日
- WebPへの変換をもっと簡単に、gulp-webpを使ってWebP画像を生成する方法 - 2022年1月20日
- CSSのfilterプロパティを利用して簡単なフィルターを画像に追加しよう - 2021年10月8日
関連記事
最新記事
FOLLOW US
最新の情報をお届けします
- facebookでフォロー
- Twitterでフォロー
- Feedlyでフォロー