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初心者向けGoogle Search Console【第2回】「クロール状況を把握し、正しくクローリングさせよう」

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前回の「初心者向けGoogle Search Console」では、Google Search Consoleの導入方法と基本的な情報をご紹介させていただきました。
今回からは、「Google Search Consoleでできること」について機能の詳細をひとつひとつご紹介していきます。

今回は、「クロール」に関する3つの便利な機能をご紹介します。

クロールとは

クロールとは、「クローラー」と呼ばれるロボットが、インターネット上のWebページをひとつひとつ巡回し、情報を収集することをいいます。

クローラーや検索エンジンの仕組みについてはこちらをご覧ください。

自分のWebサイトを検索結果に表示させるためには、まずクローラーにクロールされること(クローリング)が必要です。
Google Search Consoleでは、自分のWebサイトのクロール状況を把握し、正しくクローリングされているかどうかを確認することができます。

【できること その1】クロールエラーのチェック

クロールに問題がある場合、デバイス別にエラーの内容を確認することができます。

エラーとなっているURLをクリックすると、エラー内容の詳細と対処方法が表示されるため、個別のページごとにエラー状況を確認し、適切な対応を行なうことができます。

【手順】クロール→クロールエラー

表示される主なエラーの種類について解説します。

サーバーエラー

サーバの応答が遅すぎるか、クローラーによるサイトへのアクセスがブロックされている状態をいいます。
対処方法は以下の通りです。

  • 動的ページへのリクエストに伴う過剰なページ読み込みを減らす
  • ホスティング サーバの停止、過負荷、設定ミスが起きていないことを確認する
  • 誤って Google のクローラーがブロックされていないことを確認する
  • 検索エンジンによるサイトのクロールとインデックス登録を適切に管理する

アクセス拒否のエラー

サーバで認証が必須となっているか、クローラーによるサイトへのアクセスがブロックされている状態をいいます。
対処方法は以下の通りです。

  • robots.txtファイルが想定どおりに動作しており、Googleのアクセスをブロックしていないかどうか確認する(後述)
  • Fetch as Googleを使用して、サイトが Google からどのように認識されるかを確認する(後述)
  • Googleインデックス>ブロックされたリソースから確認→robots.txtでブロックの解除を行なう(詳しくはこちら

404エラー

URL が存在しないページを指しています。
404 エラーのほとんどは、検索結果でのランキングに影響を及ぼすことはないため、エラーを無視しても問題はありませんが、次の点を確認し対処することをおすすめします。

  • ページが削除されており、代わりのページや同じようなページがない場合は、404 を返すようにする
  • 無効なリンクが公開されている場所(リンク元)を確認し、他のサイトからのリンクでスペルミス等がある場合は、301リダイレクトで対応する

【できること その2】クロールから除外したいコンテンツの指定

クロールさせたくないコンテンツを指定するには、サーバ上にある「robots.txt」というファイルに記述を追記する必要があります。
Google Search Consoleでは、robots.txtの記述テストとGoogleへのリクエスト送信を行なうことができます。

【手順】クロール→robots.txt テスター

自分のWebサイトにすでにrobots.txtが設置されている場合、自動的にrobots.txtの内容が表示されます。
まずは、「エラー数」「警告数」が0になっていることを確認します。

robots.txtの記述変更手順について解説します。

robots.txtの記述テスト

robots.txtの内容を画面上で修正し、構文に問題がないかをテストすることができます。(この段階ではまだ、実際に設置されているrobots.txtの内容は更新されません。)

構文に問題がある場合は、画面上にエラーや警告のマークが表示されます。

画面下部に設定したURLを入力し、テストボタンをクリックして「ブロック済み」と表示されればテスト完了です。

robots.txtを公開し、Googleにリクエストを送る

テストが完了したら、右下の送信ボタンをクリックします。

送信ボタン

ポップアップ画面

すると上記のようなポップアップ画面が開くので、あとは1~3の手順に従って

robots.txtをダウンロードし、ローカルに保存

公開サーバにアップ後、「アップロードされたバージョンを確認」ボタンから、正しいrobots.txtが公開されているかを確認

Googleに更新リクエストを「送信」

すれば、作業完了です。

【できること その3】再クロールの申請

前述の通り、自分のWebサイトを検索結果に表示させるためには、クローリングされなければいけません。
Google Search Consoleでは、新しくWebサイトを公開したり、ページを追加したりする場合に「Fetch as Google」という機能を使って、Googleへクロールの申請をすることができます。

Fetch as Googleとは?

Fetch as Googleとは、Googleが行うURLのクロールやレンダリングの方法をテストすることができる機能です。

【手順】クロール→Fetch as Google

URLの再クロールを申請する方法

クロールの申請をしたいURLを入力し、「取得」ボタンをクリックします。
※入力欄を空欄にしたまま「取得」をクリックすると、サイト全体がクロールされます。

データの取得が完了すると、ステータスが「完了」に変わり、「インデックスを送信する」ボタンが表示されます。
完了以外のステータスが表示された場合は、Search Console ヘルプに記載されている対処方法をご確認ください。

ステータス 取得内容
完了 正常にページをクロールし、すべてのリソースを取得できた
一部完了 ページは取得できたが、その中に含まれる画像等リソースの一部が取得できない
リダイレクトされました リダイレクト設定がされていて、リダイレクト先にアクセスできない
見つかりませんでした ページが存在しない
アクセスできません ページにアクセスする権限がない

続けて「インデックスに送信」をクリックし、送信方法を選択します。

▼このURLのみをクロールする
特定のURLだけ指定する場合に使用(1ヵ月の上限は500件)

▼このURLと直接リンクをクロールする
指定したURLとそのページからの全てのリンクを対象とする場合に使用(1ヵ月月の上限は10件)

送信方法の選択画面

最後に「送信」ボタンを押せば、再クロール申請完了です。

注意点
※再クロール申請を行っても、必ずインデックスされるわけではありません。
※再クロール後に、検索結果ページへ反映される速度はサイトによって異なります。

レンダリング結果を確認する方法

クローラーからのサイトの見え方を確認することができます。
レンダリングの確認をしたいURLを入力し、「取得してレンダリング」をクリックします。
(デバイスを変更すれば、スマホからの見た目も確認することができます。)

ステータスが「完了」に変わったら、該当の項目をクリックし、「レンダリングタブ」を開きます。

このように、クローラーから見たサイトのイメージとユーザがブラウザから見るサイトのイメージが表示され、Webサイトの情報が正確にクローラーに伝えられているかを確認することができます。
また、クロールにエラーがあった場合は、その原因を確認することもできます。

さいごに

今回は、SEOを行なう上で欠かせない「クロール」に関する機能を紹介させていただきました。
何もせずにWebサイトを放置していたとしても、Googleはいつかリンクを辿ってクロールをしてくれますが、サイトによってその速度は異なるため、いつクローラーがやってくるかはわかりません。
いつくるかわからないクローラーを待つのではなく、より早く確実に効果を出すためにも、Google Search Consoleの便利な機能を使って、クロールの申請やエラーの確認をこまめに行なっていくと良いでしょう。

次回は、クローラーが収集してきたWebサイトの情報をGoogleに登録する「インデックス」という仕組みについて、Google Search Consoleでできる対策をご紹介します。

シリーズ「初心者向けGoogle Search Console」
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