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企業の採用サイトはなぜ必要か?

企業サイトを立ち上げる際に、より良い人材を確保するために自社サイトを活用したいという声を聞きます。企業サイト内の一部に求人情報を掲載するだけでよい人材が確保できればなによりですが、そんなにうまくいかないのが現実です。
Webサイトを活用して企業が求める人材を確保するには何をすべきか、求職者の動向も踏まえて説明させていただきます。

就職活動中の学生は、企業からの情報発信に期待している

就職活動中の学生は、様々な媒体と通して情報を収集し、自分に合った職種や就職先を探します。

就職情報会社「マイナビ」が実施した2017年卒業予定の全国大学4年生及び院2年生を対象にしたアンケート調査によりますと、全体の約8割以上の学生が「業界研究」や「仕事研究」に企業のホームページを活用していると回答しています。(グラフ1参照)

さらに株式会社リクルートキャリアの研究機関「就職みらい研究所」の調査(就職白書2016)によると、就職活動中の学生が最も知りたいことして「具体的な仕事内容」が最も多く、次に「採用選考の基準」「企業が求めている具体的な能力・人物像」「仕事のやり方・進め方」「入社後の教育・研修制度」が挙げられています。(グラフ2参照)

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(グラフ1)17年卒 就職モニター調査3月(マイナビ)
業界研究・仕事研究に用いたもの

(グラフ2)就職白書2016(株式会社リクルートキャリア)
就職活動中の情報収集

このように、多くの学生は業界や仕事に関する情報を得るために企業ホームページを閲覧しています。
学生が知ろうとしているこれらの情報は、企業側が積極的に発信していかなければならない情報です。新卒募集情報を自社サイトや就職情報サイトに掲載しただけでは、業界や職種の魅力や企業の特徴は伝わりません。

企業サイトと採用サイトを使い分ける理由

一般的に企業サイトは、取引先や見込み顧客、株主など、さまざまなステークホルダーに向けて情報を発信するがゆえに、会社の信頼性アピールを重視し全体的に堅い印象になりがちです。
企業サイトだからそれは仕方ないと考える方もいるかと思いますが、ここで注意いただきたいのは、求職者からは企業サイトの印象のまま堅いイメージを持たれてしまう可能性があるという事です。そのため、採用情報は、求職者が企業を身近に感じ、実際に働いているイメージを持てるよう、企業サイトとは違うデザイン性・コンセプトで、企業の雰囲気や社員を紹介するような求職者に向けた採用サイトにてアプローチをする事が望ましいと考えます。

採用サイトは中小企業こそ作るべき

一般的なイメージとして、独立した採用サイトを作るのは大手企業のイメージがあると思います。サイトを独立して作成する事でコストもかかりますし、大手企業のように数十人以上もの人材を募集するわけでもないため、採用サイトをわざわざ作る必要はないと考えてしまうのも仕方ありません。

ただ、大企業のように、多数の応募者の中から人材を選定する場合とは異なり、少ない応募者の中からよい人材を確保する中小企業だからこそ、採用サイトを立ち上げ、就職情報ポータルサイトなどでは紹介しきれないような仕事や企業の魅力を発信することが必要だと考えます。

新卒、中途それぞれのコンテンツアプローチ例は以下の通りです。

学生へのアプローチ(新卒採用)

先輩の入社したきっかけ、一日の仕事の流れ、働く環境、やりがいなど

転職希望の方へのアプローチ(中途採用)

他業種から入社した先輩のメッセージ、待遇、自分のスキルを活かせるか など

まとめ

採用に関する課題を抱える企業は多いと思いますが、企業サイトの一部に採用情報を載せるだけで終わってしまうのではなく、求職者をターゲットにした採用サイトを立ち上げ、求職者目線での情報を発信していくことで、御社や仕事の魅力を伝え、より良い人材の確保に繋げていただきたいと思います。

この記事を書いた人

野末 恒彦
野末 恒彦事業開発部 営業
自動車ディーラー、広告出版業の営業職の経験を経て2009年にアーティスに入社。ソリューション事業部の営業職として大学・総合病院などの企画営業に携わった後、事業開発部にて主に中小企業・開業医院等に向けたCMSサイト制作の企画営業に従事している。
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