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Googleタグマネージャで電話コンバージョン数(電話発信のタップ数)を計測する方法【2020年最新版】

以前、webサイト上にある外部リンクのクリック数を計測する方法について、イベントトラッキングを使ったGoogleタグマネージャでの設定方法をご紹介しました。

今回は、同じくイベントトラッキングを使って、webサイト上にある電話番号をスマーフォンでタップした数※を計測する方法についてご紹介します。
※実際にユーザーが電話発信/通話した数ではなく、電話発信可能な電話番号をタップした数になります。

イベントトラッキングについては、前回の記事をご覧ください。

イベントトラッキングの設定方法(Googleタグマネージャ)

あらかじめ、Googleタグマネージャのアカウント作成とGoogle Analyticsのタグ設定、計測対象ページへのインストールタグの埋め込みを行ってください。
Googleタグマネージャの導入方法はこちら。

1. 変数の設定

Googleタグマネージャの管理画面へログインし、左サイドメニューの「変数」をクリックします。
「設定」ボタンをクリックし、“クリック”にあるすべての項目にチェックをします。

2. トリガーの設定

左サイドメニューの「トリガー」をクリックし、「新規」ボタンをクリックします。


トリガーの設定にあるアイコンをクリックし、トリガーのタイプを選択から「リンクのみ」を選択します。


「タグの配信を待つ」にチェックを入れます。“待ち時間の上限”は「2000」のままで結構です。

続いて、有効化のタイミングを設定します。
「Page URL」「正規表現に一致」をプルダウンから選択し、値の欄に .* を入力します。

※正規表現 .* は、すべてのページを意味します。


最後に、トリガーを配信するタイミングを設定します。
今回は、電話番号リンクのタップ数を計測したいので、「一部のリンククリック」を選択した後に、「Click URL」「含む」をプルダウンから選択し、値の欄に tel: を入力します。

※任意の電話番号のみ計測したい場合は、aタグに含まれている電話番号を入力してください。(下記例の場合は、053-459-1703)

<a href="tel:053-459-1703">電話する</a>

「保存」ボタンをクリックして、トリガー名を入力⇒保存でトリガーの設定が完了です。

3. タグの設定

最後に計測用のタグを作成します。
左サイドメニューの「タグ」をクリックし、「新規」ボタンをクリックします。


タグの設定にあるアイコンをクリックし、タグタイプを選択から「ユニバーサルアナリティクス」を選択します。


「トラッキングタイプ」は「イベント」を選択します。

「イベントトラッキングパラメータ」は、

カテゴリ:電話発信
アクション:{{Click URL}}
ラベル:{{Page URL}}

を入力します。

※非インタラクション ヒットについて
非インタラクション ヒットとは、イベントが発生した際にページ遷移と同じ扱いにするかどうかを設定する項目です。ここが「真」の場合は「外部リンククリック=ページ遷移なし」とみなされ直帰の扱いになります。逆に「偽」の場合は「外部リンククリック=ページ遷移あり」とみなされ直帰にはなりません。

[このタグでオーバーライド設定を有効にする]にチェックを入れ、Google Analyticsで発行済みのUAから始まるトラッキングIDを入力します。


最後に、配信するタイミングを設定します。
トリガーにあるアイコンをクリックし、トリガーの選択からあらかじめ作成しておいたトリガーを選択します。


「保存」ボタンをクリックして、タグ名を入力⇒保存でタグの設定が完了です。

4. 公開

これで設定は完了です。管理画面右上の「公開」ボタンをクリックし、変更を適用します。
公開を忘れてしまうと、せっかく設定を行っても計測が開始されません。注意してください。

公開完了後、イベントトラッキングが開始されます。

イベント計測数の確認方法

設定後、計測が正しくできているか確認したい場合は、Google Analyticsの「リアルタイム > イベント」で確認できます。
実際にスマートフォンからwebサイト上にある電話番号をタップして、イベントの発生を確認してみましょう。

正常にトラッキングができているようであれば、今後の計測値は「行動 > イベント」の画面で確認できます。

 

さいごに

今回は、自身が管理しているwebサイト上の電話番号をスマートフォンからタップした回数を計測する方法についてご紹介しました。
スマートフォンユーザーがPCユーザーを上回るようになった今、電話コンバージョン数も重要な成果指標となっています。
ご自身が管理しているwebサイトに電話発信要素(callto)がある場合には、設定しておくことをおすすめします。

この記事を書いた人

田村 奈優太
田村 奈優太事業開発部 次長
印刷会社の営業を経て、2008年にアーティスへ入社。webディレクターとして多くの大学・病院・企業のwebサイト構築・コンサルティングに携わる。2018年より事業開発部として新規サービスの企画立案・マーケティング・UI設計・開発に従事している。
資格:Google広告認定資格・Yahoo!プロモーション広告プロフェッショナル
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