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CMSの種類とは?オープンソース型・パッケージ型・クラウド型について解説します!

webサイトの更新や管理を効率化できるCMSですが、一言に「CMS」と言っても、世界中に800以上ものCMSが存在すると言われており、自分たちの目的や運用方法に合ったCMSを選ぶ必要があります。

数多く存在するCMSですが、導入形態によって「オープンソース型」「パッケージ型」「クラウド型」の3種類に大分されます。
今回は、CMSを選定するポイントとして、これら導入形態ごとの特徴やメリット・デメリットについて解説していきます。

オープンソース型CMS

オープンソースとは、プログラムのソースコードが無償で公開されており、商用・非商用問わず、誰でも利用や修正(改変)さらには配布することができるライセンスを指します。

ソースコードが公開されているため、誰でも自由にカスタマイズができることから、世界中で最も使われており、その中でも圧倒的なシェアを誇るのが日本でもお馴染みの「WordPress」です。

2018年12月時点 世界におけるCMSシェア https://w3techs.com/technologies/overview/content_management/all

オープンソース型CMSのメリット

  • ライセンス費用がかからないためコストを抑えることができる
  • カスタマイズの自由度が高い(ただし、知識やスキルは必要)
  • プラグイン(拡張機能)が豊富なため、無料で機能拡張や追加に対応できる
  • バージョンアップのサイクルが早い
  • 日本のみならず世界中にも多くのユーザーがいるため、コミュニティが充実しており、インターネット上にも多くの情報がある

オープンソース型CMSのデメリット

  • ベンダーからのサポートがないため、構築や保守作業が自己対応できない場合は外部に委託する必要がある
  • サーバやドメインは自前で用意し、自らがCMSをサーバにインストールする必要がある
  • アップデートや不具合対応などは自己責任で対応する必要があり、ある程度の知識を必要とする
  • 日本語のドキュメントが不十分な場合がある
  • ソースコードが開示されているため、脆弱性などを狙った攻撃によるセキュリティリスクがある
代表的なオープンソース型CMS

パッケージ型CMS(商用CMS)

パッケージ型CMSとは、ベンダーが独自に開発したCMSライセンスを購入し、自社サーバにインストールするタイプのCMSを指します。

企業や組織などの法人での運用を想定した豊富な機能があり、これらを含めたCMSの基本機能がパッケージ化されているため、個別カスタマイズをあまり必要としないのが特徴です。 また、ベンダーが導入・運用をサポートしてくれるので安心して利用することができます。

パッケージ型CMSのメリット

  • ベンダーのサポートを受けられるため安心して運用できる
  • ベンダーがアップデートや不具合対応などに対応してくれる
  • 承認機能や権限設定など企業や組織での運用に必要な管理機能が備わっている
  • マニュアルやトレーニングといった運用支援が充実している

パッケージ型CMSのデメリット

  • 初期費用やライセンス利用料が必要となる
  • 導入規模(ページ数やユーザー数)に応じてライセンス費用が大きくなる
  • プラグイン(機能拡張)に追加費用が発生したり、機能のカスタマイズに工数とコストが発生したりする
代表的なパッケージ型CMS

※非商用で使用できるオープンソース版もあり

弊社(株式会社アーティス)が開発したパッケージ型CMS「アーティスCMS3」はこちら

クラウド型CMS

クラウド型CMSとは、CMSを提供するベンダーが管理するサーバにシステムやデータを保管し、インターネット経由で利用できるCMSを指します。 別途サーバを用意したり、CMSをインストールしたりする必要はなく、インターネット環境とブラウザさえあれば導入できる点が大きな特徴です。

最近のクラウド型CMSは、豊富なテンプレートやドメイン取得機能も用意されており、知識やスキルが無くても簡単かつ低コストでWebサイトの構築から運用までできる点から、個人事業主を中心に利用が広がっています。

クラウド型CMSメリット

  • 導入コスト(初期費用)がかからない
  • CMSの利用料が月額もしくは従量課金制のため、ランニングコストが安い
  • サーバの準備やソフトウェアの設定をする必要がないため、スピーディーに導入できる
  • サーバやソフトウェアのメンテナンスコストや手間が発生しない
  • ベンダー側で勝手にバージョンアップをしてくれる

クラウド型CMSデメリット

  • 機能が固定化されているためカスタマイズができない
  • デザインの自由度に制限がある場合がある
  • 海外で開発されたサービスが多いため、日本語でのサポートが十分に受けられない場合がある
  • システムやサーバにトラブルが起きた際には、ベンダーの対応に依存してしまう
代表的なクラウド型CMS

弊社(株式会社アーティス)が開発したクラウド型CMS「アーティスCMSクラウド」はこちら

さいごに

いかがでしたでしょうか?

このように導入形態によって特徴や価格、機能が異なり、CMSを導入する際には自分たちの目的や運用方法に合ったCMSを選ぶ必要があります。

CMSを選定する際には、今回解説したそれぞれのメリット・デメリットを踏まえて、自分たちにはどの導入形態が適しているのかを検討してみてください。

この記事を書いた人

田村 奈優太
田村 奈優太事業開発部 次長
印刷会社の営業を経て、2008年にアーティスへ入社。webディレクターとして多くの大学・病院・企業のwebサイト構築・コンサルティングに携わる。2018年より事業開発部として新規サービスの企画立案・マーケティング・UI設計・開発に従事している。
資格:Google広告認定資格・Yahoo!プロモーション広告プロフェッショナル
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