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WSL2のDebianにAnsibleの最新版をインストールする

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ついにWindowsの「May 2020 Update」が配信され、待ちに待ったWSL2が使えるようになりました。Preview版ではなく正式なリリースとなったので、さっそく会社のPCもHyper-VからWSL2に移行しました。

WSL2にはいくつかのディストリビューションを選択できますが、今回はDebian(10.4)を選択しました。
アーティスではRedHat系のディストリビューションを利用することが多かったのですが、Dockerやk8sを利用しはじめてからはDebian系をよく利用するようになっています。

Ansibleについて

アーティスでは、インフラの構築や管理にInfrastructure as Code(IaC)を積極的に取り入れています。昨今のインフラは冗長化することが当たり前になってきており、手作業でサーバー構築を行うには大変な労力が必要です。
GCPなどのクラウドインフラへのデプロイは「Terraform」、VPSなどの構築には「Ansible」を利用し、自動化や再現性を重視しています。

今回は、WSL2上のDebianに「Ansible」をインストールしてみます。

デフォルトのソースパッケージからインストールする

ここからは、WSL2でDebianが正常に稼働している前提で話をすすめます。

ひとまず、デフォルトのソースパッケージでAnsibleをインストールしてみました。

バージョンを確認します。

デフォルトでは少し古めの2.7.7が入るようです。

現時点(2020年6月2日)では、2.7はメンテナンスされているバージョンなのですが、セキュリティフィックスのみの対応となり、バグの修正は望めないので新しいバージョンをインストールします。

パッケージソースを追加してアップデートする

デフォルトのパッケージソースでは新しいAnsibleをインストールできないので、公式を参考に新しいパッケージソースを追加します。

「/etc/apt/sources.list」を編集して以下を追記します。このファイルには、パッケージの取得元が記入されています。

URLにubuntuが入っているので不安でしたが、問題ありませんでした。

次にaptが外部のパッケージを取り込めるようにキーを設定するのですが、エラーになりました。

先に「GNU Privacy Guard」を追加する必要があるようです。

gnupg2をインストールし、もう一度キーを追加するコマンドを実行します。

今度は、問題なくインストールできました。

Ansibleが2.9.9になっているのが確認できます。

念の為、不要なパッケージを掃除しておきます。

最後に実際にプレイブックを実行してみます。

問題なく実行できることが確認できました。

まとめ

今回は、Ansibleをデフォルトのソースパッケージからインストールしてアップデートしました。 最初にソースパッケージを設定してからインストールすると最新版になります。

今回のAnsibleのように、デフォルトのソースパッケージからインストールするとバージョンが古い場合が多いです。 最新版を利用したい場合は、公式サイトのドキュメントや他のサイトの情報を参照して適宜インストールする必要があります。


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