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「魔法の数字7の話」理想的なメニュー数とは?

「7」という数字には、ラッキー7など縁起の良さを感じる人も多いと思いますが、認知心理学上、この数字は人が一度に記憶できる残像のような要素の限界数を示す基準値として知られています。正しくは、1956年に心理学者であるG.A.ミラー氏が発表した論文の中で、単純に短期記憶として、パッと一瞬に見たときに漠然と残る残像のような薄い情報を保存できる限界値として「マジックナンバー7(±2)」を表しています。
つまり、記憶力の高い人でも、短期記憶上は、7+2=9つまでか、少ない人でも、7-2=5つ程度しか、認識できないということです。

アイキャッチ

グローバルメニューの数としてこの7(±2)を意識しましょう。

この数字が何を意味するかといいますと、ウェブデザインの中で、グローバルメニューの数としてこの7(±2)を意識しましょうということです。

メニューを詰め込みすぎたり、バナーを百花繚乱に並べたてているウェブサイトを見て、たじろいでしまったことはありませんか?また、高速道路のICを出るとき、多くの野立て看板を見かけてもまったく読めなかった、記憶になかったということはありませんか?

欲張って多くのメニューを並べたてても、ユーザーはメニューをうまく使いこなすことができないのです。これは規模の大きい企業のサイトでよくあることですが、多くの部門がそれぞれの名称や製品名を出してみたい「製品・サービス」などのカテゴライズに該当しないとして、むやみに、メニューを増やした結果、使いにくいサイトになってしまうケースです。

そのサイトの目的にも寄りますが、会社サイトのメニューとしては、一般的に「会社情報(概要)」「製品・サービス案内」「採用情報」「サポート・お問い合わせ」「研究・開発(技術情報)」「IR情報」「HOME(トップ)」の7つくらいに止めておくほうが無難です。

グローバルメニューとローカルメニューを使い分けましょう。

グローバルメニューが多すぎて、使いにくいと感じてしまう事例は、数多くの会社サイトで見受けられます。特に大企業においては、事業が多岐にわたるため、この問題が多く散見されます。

グローバルメニューを決めるときは、社内のステークホルダーの要望に無理に応えようとすると、本来のグローバルメニューの機能を失ってしまいます。トップページには、グローバルメニュー以外にも下層へのインデックスとして、デザイン次第でより使いやすい導線を確保することができます。重要なコンテンツで、グローバルメニューに入りきれないものは、トップページの中央右手などに目立つバナーボタンでリンクを確保するほうが、使い勝手は向上するでしょう。

グローバルメニューは、どの下層ページでも使いますから、カテゴリ内の横移動は、サイドメニュー(ローカルメニュー)での誘導を優先し、グローバルメニューはカテゴリを越えて移動する際の導線としてシンプルに考えるようにしましょう。

この記事を書いた人

アーティス
アーティス
創造性を最大限に発揮するとともに、インターネットに代表されるITを活用し、みんなの生活が便利で、豊かで、楽しいものになるようなサービスやコンテンツを考え、創り出し提供しています。
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