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初心者向けGoogleアナリティクス【第4回:コンバージョン分析 その1】

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初心者向けGoogle Analytics第4回目の今回は、「コンバージョン」の項目について解説をしていきます。
「コンバージョン」は、ホームページの目標が達成されているかどうかを測定できます。目標はサイトによって異なりますが、商品・サービスの購入、お問合せや資料請求フォームの送信、動画等メディアの再生などがその例です。

今回は、コンバージョン測定に必要な設定方法と目標数値の確認方法について解説していきます。

コンバージョン測定に必要な「目標設定」方法

コンバージョンを測定するためには、まず目標の設定が必要です。目標の設定は、「アナリティクス設定」から行ないます。
ビューの「目標」をクリックします。お問い合わせをコンバージョンにしたい場合を例として説明しています。

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「新しい目標」をクリックします。

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テンプレートの選択画面が出る場合は、サイトの目標に合わせて選択します。項目が出ない場合は、「カスタム」を選択します。「続行」をクリックします。

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目標の名前を設定し、タイプを選択して「続行」をクリックします。

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タイプに「到達ページ」を選択した場合の画面です。ゴールとなるページのドメイン以下の部分を入力します。例では、お問合せをコンバージョンとして設定したいので、お問合せフォームの完了画面のURLを入力します。

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目標達成プロセスの設定は、オプションですが目標をお問い合わせにする場合にはぜひ設定しておきましょう。設定しておくと、画面遷移率や離脱率等を確認できます。
目標到達プロセスを「オン」にして、ステップの名前とURLを入力します。「+別のステップを追加」をクリックするとステップの追加ができます。「保存」をクリックします。

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これで目標の設定は完了です。

目標数値の確認方法

それでは、目標が達成されているかどうか見ていきましょう。

サマリー

サマリーでは、目標の全体的な達成状況を確認することができます。用語について解説します。

コンバージョン率

コンバージョン率とは、目標転換率とも呼ばれ訪問数から何%が目標達成に至ったかという割合のことです。
下記の計算式で算出されます。

コンバージョン率(CVR) = コンバージョン数 ÷ セッション数

コンバージョン率について、間違いやすいのは次の点です。

  • 1つのセッションでは、1つの目標に対するコンバージョン数は1回しかカウントされない
  • 母数はセッションであり、ユーザーやページビュー数ではない

 

目標全体の放棄率

先述した目標設定で「目標到達プロセス」を設定すると表示されます。例えば、フォームの「入力画面→確認画面→完了画面」という目標到達プロセスを入力しておくと、完了に至らずに離脱した放棄数をカウントすることができます。
放棄率は、下記の計算式で算出されます。

目標全体の放棄率 = 目標到達プロセスの放棄数 ÷ 目標到達プロセスの開始数

目標URL

目標達成に設定したURLと目標の完了数を確認することができます。「セカンダリディメンション」を使用することでコンバージョンに至った時刻、目標ページの前に閲覧していたページURLなども表示することができます。

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目標への遷移

目標完了至る前のページ遷移を3つ前まで確認できます。「すべての目標」をクリックすると、設定している目標が表示され、目標ごとに表示することができます。

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目標到達プロセス

先述した目標設定で「目標到達プロセス」を設定している場合に表示されます。
下記のように図で表示されます。図中に赤色で示されている途中離脱が多くなっているページは、改善が必要です。離脱先のURLも確認できますので、離脱の原因を考えて対策をしてみてください。

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ゴールフロー

コンバージョンに至るまでのユーザーフローを確認することができます。目標を複数設定している場合は、左上の「目標」から変更可能です。

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さいごに

今回はコンバージョン測定に必要な設定方法と基本的なデータの見方を解説しました。

管理画面で確認できるコンバージョンに関するデータは、今回説明した「目標」の項目以外にも「eコマース」「マルチチャンネル」「アトリビューション」があります。こられを活用することで、さらに詳細にコンバージョンを分析していくことができます。
「eコマース」「マルチチャンネル」「アトリビューション」については、次回以降で解説していきたいと思います。

扱っているサービスや商品によって、コンバージョンのタイミングは変わってきます。コンバージョンレポートを参考にして、フォームの改善やプロモーションの方法など、コンバージョンを増加させるための施策を考えてみてください。

この記事を書いた人

アーティス
アーティス
創造性を最大限に発揮するとともに、インターネットに代表されるITを活用し、みんなの生活が便利で、豊かで、楽しいものになるようなサービスやコンテンツを考え、創り出し提供しています。
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