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「Webサイト = 24時間働く営業マン」というのは本当か

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Webサイトは、24時間、365日、無休で働く営業マンに例えられることがよくあります。
しかも、非常に安いコストで。

しかしこの例えは正しいとは言えません。
本来、営業マンとは自分から客先に出向き販売を行う人の事ですから、待ちの状態のWebサイトとは全く異なります。
どちらかというと、営業マンというよりも販売員に近いのかもしれませんが、販売員にしても、来店されたお客様に接客という形で商品をすすめたり、相談にのるなどの臨機応変な対応を仕事としているわけですので、販売員に例えるのも少し違うようです。

そういうふうに考えてみると、Webサイトとは、ただの店そのもの、あるいはカタログに過ぎないことが分かります。しかも無人です。
営業マンのようにお客様のところに販売をしに行くことはありませんので、お客さんがやってこない限り、何事も起きません。もちろん売れたり、資料を請求されたりすることもあり得ません。

そこで、お店(Webサイト)を持っていたとしても、それとは別に、その店にお客さんを呼びこむ努力をしなければなりません。
それが、SEOや広告、メルマガ、他メディアからの誘導という手段です。

また、それらが功して、お客さんがその店に来店したとしても、ほしい商品が無い(実際は有るのに見つからない)、あるいは店に信頼感を感じられなかったりすれば販売することは出来ません。
販売員がいれば、それらの不満を解消すべく、その都度の状況に応じた対応が出来ますが、無人の店ではそれもままなりません。
そこで、いかにお客さんの要望や行動を予見し、それに対応できるようにしておかなければなりません。

このように、Webサイトとは、マーケティング活動上のひとつの手段(あるいはツール)に過ぎないわけです。

しっかりとしたWebサイト(店)を持った上で、お客様を呼び込む営業活動を行う(営業マン)。そして、来てくれたお客様に満足いただける対応を行えるようにしておく(販売員)。それらがすべてうまく回るようになって初めて、成果を出すことができます。

Webサイトを作りました =(イコール) 営業マンを雇いました。
という考え方ではうまくいかないことが推察いただけるものと思います。

この記事を書いた人

池谷 義紀
池谷 義紀株式会社アーティス 代表取締役
1998年アーティスを設立し、インターネット通信販売をはじめとした数々のウェブサイト構築を手がける。ユーザビリティという言葉自体が耳慣れなかった頃よりその可能性に着目。理論や研究だけでなく、実際の構築と運営という現場で積み重ねてきた実績がクライアントの信頼を集めている。
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