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暖かいだけではない「ペレットストーブ」の魅力

皆さん「暖房機器」というと何を思い浮かべますか?

エアコン、石油ストーブ、ガスファンヒーター、、、
スローライフを送られている方は薪ストーブを思い浮かべるかもしれません。

そんな暖房機器の中で近年「ペレットストーブ」が注目されています。

ペレットストーブとは

ペレットストーブは「木質ペレット」と呼ばれる木の粉を円筒状に圧縮した固形燃料を使用する暖房機器です。

エアコンや石油ファンヒーターから出る熱は「対流熱」といわれ、私たちの身体の表面しか暖めることができませんが、ペレットストーブの多くは「輻射熱」と言われる熱を放出し、身体の芯から暖めてくれます。

ストーブ前面の窓から炎の揺らぎを楽しむことができるため、よく薪ストーブと比較されますが、ペレットストーブは薪ストーブに比べ、煙やススが少なく、燃料の確保も容易で導入のしやすさが魅力です。

日本各地の自治体でペレットストーブ導入を支援

現在、日本各地の自治体でペレットストーブ導入を助成金という形で支援しています。その理由はペレットストーブの燃料である木質ペレットの消費拡大のためです。

日本には、間伐材や木造住宅の廃材など、木質バイオマス資源※1が多く存在していますが、その活用手段として木質ペレットが注目されており、各地の山間部にペレット生産工場が次々と誕生しています。
また、木質ペレットは燃やしてもCO2を新たに排出しないため、地球温暖化対策にも有効とされています。

木質ペレット

※1木質バイオマスとは

「バイオマス」とは、生物資源(bio)の量(mass)を表す言葉であり、「再生可能な、生物由来の有機性資源(化石燃料は除く)」のことを呼びます。そのなかで、木材からなるバイオマスのことを「木質バイオマス」と呼ぶ。引用元:林野庁ホームページより

静岡県浜松市におけるペレットストーブ導入支援の取り組み

当社の本社がある「静岡県浜松市」でも間伐材の有効利用及び地球温暖化の抑制、森林環境保全を図るため、平成23年3月に天竜区龍山地域に木質ペレットの製造工場が整備され、ペレットストーブ購入や設置にかかる費用の一部を助成しています。

参考:木質ペレットストーブの購入・設置補助(浜松市ウェブサイト)

また、木質ペレットの普及啓発のため、産学官プロジェクト「天竜の森×デザインプロジェクト」を発足し、地元浜松の専門学校と協働でパンフレット作成等の取り組みが行われています。

参考:天竜の森×デザインプロジェクト(浜松市ウェブサイト)

もう一つの狙いは、地産地消による雇用拡大

ペレットストーブの導入支援を行っている自治体の多くは、「その地域で生産された木質ペレットを使用すること」という条件を定め、地産地消を促しています。

全国的に山間部の過疎化が進んでいますが、ペレットストーブが普及し、木質ペレットの需要が高まれば、木質ペレット製造工場がある山間部に新たな雇用が生まれ、地域の活性化につながると期待されています。

さいごに

浜松市の木質ペレット製造工場がある天竜区は日本三大人工美林のひとつに数えられる天竜美林があります。

ペレットストーブ、そして木質ペレットを利用することで、その美しい森林を守り、支えるお手伝いができるのはとても意義があることだと思います。
環境にやさしく、そして地域の活性化にも繋がるペレットストーブ。皆さんも検討してみてはいかがでしょうか?

※この記事に掲載されている写真は、ペレットストーブのキビカ様より許可をいただき、使用しています。

この記事を書いた人

鈴木 良直
鈴木 良直ソリューション事業部 部長
大学卒業後、バンド活動を経て2003年にアーティスへ入社。
営業兼コンサルタントとして、これまで携わってきたWebサイトは500サイト以上、担当したクライアント数は300社以上にのぼる。
現在は、豊富な経験を活かした提案を行いながら、ソリューション事業部 部長として事業戦略の勘案や後進育成にも取り組んでいる。
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